サンホラが”好き”ということ

サウンドホライズン、サンホラの音楽が好きで、ウォークマンにも入れて日々聴いてる。

きっかけは高校生の時友人から「私はこのCDが大好きだからあんたも聴いてほしい。好みに合うかどうかはわからないけど！」とアルバム「Mira」のコピーを渡されたことだった。

それまで特別好きなアーティストがいるわけでもなく、CMで流れる曲やドラマの主題歌をなんとなく知っている程度だった私にはなかなかの衝撃。

ミュージカル音楽とはまた違う、こんな物語を壮大に語る曲があるのか！と。

それ以来ロマンやメルヒェンも買い(ミラもちゃんと買った)、歌詞カード読めねーよと思いながら上質な歌声や物語の道しるべになるセリフ、そして絶対的な世界観のある曲に夢中になり好きなアーティストを聞かれれば迷うことなく「サンホラです！」というくらいには好きになった。

でも好きになったのはサンホラの奏でてくれる曲であって、正直いわゆる中の人たち自体には全くと言っていいほど興味がない。

作品がすばらしいからそれだけで満足で別にどんな人が作っているんだろうとか〇〇さんも参加しているとかそういうのは失礼かもしれないが私にはどうでもよかった。

「誰かのせいでこの曲が滅茶苦茶になった！」なんてことがない限り素晴らしい作品ができているのだからそれ以上はないだろう。

でも中にはアニメや海外映画を見て「あ！この声〇〇さんだ」とか「この吹き替えしてる人誰だっけ～思い出せなーい」なんて作品そっちのけで中の人を重視してしまう人もいるようで、まぁそれについては興味を持つポイントは人それぞれなので構わないのだけれど、その中の人についての知識を知っていてこそ真のファンであると主張してくる人が一定数いる。

主張するだけならまだマシ。「こんなことも知らないならお前は本当に好きなわけじゃない」とこっちの好きを勝手に否定してくるヤツらがたちが悪い。

サンホラの話に戻るとつまり、「陛下は機械体操部だった」「あらまりさんと喧嘩別れしたからもうあらまりさんが帰ってくることはないんだよね」「女神がそれぞれ誰が歌ってるかわからないとかマジで言ってんの？」など。

し、しるかーーーーーーー！！！！！！！どうでもいいーーーーーーーーーーーーー！！

え？なんで体操部だったことがこの作品に関係あるの？なんでメンバーと喧嘩別れとかマイナスな印象になるような情報をわざわざいうの？とか顔見ながら歌ってるの聴いてるわけじゃないから誰がどのパート歌ってるかとか知らんがな！！

中の人たちの事情なんて作品だけを見る私には興味がないから「へーそうなんだ」としか返せないし悪いけど演者さんの名前もうろ覚えだからさも知ってるよね？みたいな態度で話して来れられても誰だよってなるしかない。「知るか」と返さないだけ感謝しろ。なのに「は？こんなことも知らないの？」と小ばかにしてくる無駄知識人間はちょっぴりでもその知識はこの作品を聴くにあたって必要最低限の知識ではないということに気づいてほしい。

純粋に作品を楽しみたい人間へ質問したわけでもないのにマイナス情報を与えないでほしい。

何度でもいう、私が好きなのはサンホラというアーティストの提供してくれる曲である。

好きになった曲がサンホラというアーティストの曲だったんだ。

ただ聴いて、ただ好きだと思った。それだけでいさせてほしい。